アルトコインとは
2019/02/10
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ビットコインと並んでよく出てくる用語に「アルトコイン」と言う用語があります。
アルトコイン(altcoin)は、『alternative coin』の略称で、ビットコイン(bitcoin)以外の仮想通貨の総称で、ビットコイン以外の仮想通貨(暗号資産)はアルトコインの1種と言うことになります。
目次
アルトコインの存在意義
アルトコインは、ビットコインが抱える課題を解決しようとしたもの、ビットコインでは実現困難なことを可能にするために開発したものなど様々な目的で作られています。
ビットコイン以外は全てアルトコインなのでコインの種類は数え切れないほどです。
アルトコインの中でも時価総額の高いものを「メジャーアルト」と言うこともあり、逆にマイナーなアルトコイン、特に価格が低いものを「草コイン」と言うことがあります。
アルトコインは特定の目的を達成するために作られているものが多く、決裁機能に特化した「決裁型通貨」や、IoTに特化した「IoT型通貨」、様々な目的に使える「インフラ型通貨」や、匿名機能に特化した「匿名通貨」など、機能のタイプに分類できます。
アルトコインのメリットデメリット
一発当たると大きい
アルトコインはビットコインに比べて時価総額が低く、単価が低いものが多く、一発当たるととんでもなく儲かるというケースがあります。
時価総額上位のADA(カルダノ)という通貨は、出たばかりの頃は「詐欺コイン」と言われていたこともあるくらい価格が低かったのですが、2018年の1月には1$を超えるまでに高騰し、いわゆる「億り人」がたくさん登場したと思われる通貨の1つでもあります。
ビットコインは安い水準でも1BTC30万円台程度で、2018年のピーク時の価格まで戻ったとしても7倍程度の伸び代ですが、2018年のピーク時の価格まで仮に値を戻すとなったら、何十倍、何百倍の伸び代になる通貨がゴロゴロしており、夢が見れるのがアルトコインのメリットと言えます。
例えば、2019年2月現在時価総額25位のVeChainは0.004$という単価で、ざっくり1$になるには250倍になる必要がある通貨です。
この通貨を40万円分購入していた場合、かりに1$までVeChainの価格が上昇すると、1億円の価値になることになります。過去、こんな流れで億万長者が誕生してきただけに夢があることは確かだと言えます。
※VeChainの買いを推奨しているわけではありません。あくまで1つの例です。
ビットコインにない機能の通貨がある
アルトコインの魅力の1つに、ビットコインにない機能の通貨がたくさんあります。
例えば、2019年2月時点で時価総額2位のXRPは、ビットコインに比べはるかに早い送金が実現できる送金に特化した通貨で、従来の時間がかかりコストがかかる国際間送金を劇的に早く安く実現することを目的として作られた暗号資産です。国際間送金は従来のSWIFTという送金の仕組みなどの政治的な理由もあり単純な話ではありませんが、仮に世界中の金融機関が採用するとなると、国際間送金が従来に比べ劇的に早く安く変わるなど、社会が変わる可能性も秘めており、将来性という部分でビットコインにない魅力を持った通貨も多いのが特徴です。
価値のないコインは淘汰される
ビットコインをはじめ全ての暗号資産は政府などが発行するものでなく、雑な言い方をすれば、どこかの団体や企業が勝手に作っているものです。
それらに将来性を感じた人がコイン買うことによって価格が付き価値が出ます。
逆にそれらに価値がないと判断されれば誰も買わなくなり、市場の原理で価値がなくなり、容赦無くゼロ円になってしまいます。
特にICOで上場したばかりのコインを買って痛い目にあった人は数多くいると思います。(私も含め)
ビットコインが上がらないとアルトコインは上がらない
アルトコインはBTC建てになっていることも多く、一旦BTCを経由して買ったり売ったりするケースが多いため、ビットコインの価値に連動した値動きになります。
また、時価総額がどうしてもビットコインより少なく、扱っている取引所もビットコインに比べたら圧倒的に少ないため、ビットコインが上がらないとアルトコインまで注目されず、結果お金が流れてきません。
このため、ビットコインが上がらないとアルトコインは上がらない構造になっています。
そのため、相場低迷期では、アルトコインよりもビットコインを投資対象にした方が良く、ビットコインが大きな上げ相場になってからアルトコイン投資を本格的にするのが良いと言えます。