ビットコインキャシュ(BCH)のハードフォークの傾向と対策
icon-refresh2018/11/12
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ビットコインキャシュ(BCH)が2018年11月15日に技術的なアップデートによるハードフォークを迎える予定です。
今回のアップデートに関してはアップデート内容が大手マイナーであるbitcoinABC&BITMAIN(bitcoinABCグループ)と自称サトシナカモトのクレイグライト氏が率いるnChain(bitcoinSVグループ)で分かれており、折り合いがつかない場合、新たに「BitcoinSV(サトシビジョン)」という新たな通貨が誕生する可能性が高まっています。
このため、新しい通貨が付与されることを目論んだ人々がハードフォーク前に通貨を買っていることでビットコンキャッシュの価格が急騰しています。
目次
バイナンスとCoinbaseはハードフォークをサポートするとアナウンス
これを受けて、世界大手の取引所であるバイナンスとCoinbaseはbitcoinABCを支持するものの、万が一ハードフォークによりビットコインキャッシュが完全に分裂してしまった場合に備えた、顧客保護と分裂コインの取扱方針を発表しています。
このことから、バイナンスとCoinbaseの口座にてビットコインキャッシュを持っていれば新しいアルトコインが付与されるとして、買いが殺到したのです。
国内取引所の対応は未定
一方国内の取引所では、明確にハードフォーク後の新通貨についての扱いをアナウンスしているところはあまりない状況です。
この中でもビットコインキャッシュに力を入れているSBIバーチャルカレンシーズは対応方針をアナウンスしています。
当社として、本件ハードフォークに対する準備を行い、BCH保有者にはその保有量に応じた形で新コインを供給する予定である(ただし、当社の判断において、現金で支払う可能性もある。)
日本国内では、フォークで誕生した新しい通貨が取扱いできる状況になるか取扱許可の関係もあり不透明なので、方針が明確化されないケースが多いのですが、SBIバーチャルカレンシーズだけは何らかの対応をする用意があるとアナウンスしています。もし、日本国内で「BitcoinSV」の取扱認可がおりなかった場合相応分の現金で支払う可能性もあるようです。
その他の取引所では、もしフォーク後の通貨を扱わない方針となった場合、新たに付与される「BitcoinSV」はもらえないことになります。
そのため、もしハードフォークにて新しい通貨の付与を希望するのであれば一旦サポートを明言しているバイナンスなどの取引所やSBIバーチャルカレンシーズへ一旦通貨を動かした方が良いでしょう。
ハードフォーク前後のビットコンキャッシュの価格はどうなる?!
ビットコインキャッシュのハードフォークに関しては、バイナンスとCoinbaseがサポートの方針を発表したことにより買いが殺到し、価格が急騰しました。
今後も11月15日までにその他の大手取引所がハードフォークのサポートを発表することがあると、価格押し上げ要因の1つになりうる可能性が高いです。
しかしながら、ハードフォーク後、通貨が分裂した場合、ビットコインキャッシュの価格が下がることも予想されています。
最悪、ハードフォーク後にはビットコインキャッシュの価格が50%程度下がるという予測もあり、正直当日を迎えてみないと結果がわからない状況です。
そのため、ハードフォーク前まではビットコインキャッシュを買っておき、ハードフォーク直前で売り抜け、何ならその後暴落しそうであれば売りから入るという戦略もあります。
持ち続けて新しい通貨を手にするか、ドライに割り切って売り買いを行うかは自分次第です!
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