相場停滞期にも有効なビットコインデイトレード
2018/04/02
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目次
ビットコインデイトレードのススメ
2018年の1月は盛り上がった仮想通貨ですが、みるみる値を下げ元気のない状態が続いています。
2017年末までは「ガチホ」が仮想通貨の基本スタンスだったのですが、相場の元気が出るまではガチホスタンスも難しい状況です。
こんな状況でもある程度利益が狙えるのは短期取引のビットコインデイトレードです。長期投資に合わせて、短期投資を活用することも余裕があればチャンレンジしてみるのはいかがでしょうか?
ビットコインがデイトレードにも向いている理由
仮想通貨は将来への投資と捉え、数年スパンの長期投資という考え方が主流ですが、個人的にはデイトレードにも向いていると思っています。
理由は上がるも下がるもビットコインは1日の変動幅が大きいのでスキャルピング取引でわずかな利幅を狙ったとしてもそれなりの収益を上げる可能性がある点と、FXで利用されているテクニカル分析が通用することが挙げられます。
FXでテクニカル分析を駆使してデイトレを行なっている人にとっては仮想通貨でも同じ手法で利益を挙げているんじゃないかと思います。
デイトレード向きに仮想通貨取引所の条件
仮想通貨のデイトレードを行う場合、1回の取引でそれほど大きな利幅を狙わず、回数を増やしてコツコツと稼ぐ形になるため、取引手数料が少ない業者のほうが有利になります。その点では、「販売所」ではなく「取引所」形式(いわゆる板での取引)ができる業者を使うのが第1の条件になります。第2の条件として、流動性が高い(取引量が多い)取引所を使いことです。板が薄いと相場急変時に想像を超えるような乱高下を起こすリスクがあり、注文も通らないリスクが高まります。
デイトレに向いている取引所と通貨
デイトレに向いている仮想通貨取引所と仮想通貨ペアはビットフライヤーのビットコイン/円の通貨ペアがオススメです。以下は2018年3月28日現在のCoinmarketcapのビットコイン取引量のランキングで、国内業者の中ではbitflyer(ビットフライヤー)のBTC/JPYが5位にランクインしており、流動性は国内業者ではトップクラスです。
ビットコインデイトレ向きの取引環境「bitflyer Lightning」
bitflyer(ビットフライヤー)の板取引はメニューの「ビットコイン取引所」から行えるのですが、デイトレードで利用するのであればもっと機能が充実している取引環境である「bitflyer Lightning」を使うことをオススメします。
bitflyer Lightningでは、テクニカル分析に対応した高機能チャートを見ながら取引することが可能になります。また、ビットコインFXもbitflyer Lightningにて取引が可能になるので、「売り」から入ることも可能になります。
bitflyer Lightning おすすめ指標:ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドとは、中心の移動平均線に標準偏差を追加した、統計学を応用したチャートです。
標準偏差(偏差値のようなもの)の線は「σ=シグマ」と呼ばれ、移動平均線から上(+)下(-)に離れるにしたがい、+1σ、+2σ、+3σ、-1σ、-2σ、-3σ、と表現します。
統計学上、
+1σ ~ -1σ から外れる可能性が、31.7%
+2σ ~ -2σ から外れる可能性が、5%
+3σ ~ -3σから外れる可能性が、3%
と言われおり、+2σ ~ -2σ から外れた場合は、「売られ過ぎ」「買われ過ぎ」と判断する指標となり、逆張りエントリーの目印になるのです。
+2σを超えた場合ショート(売り)のチャンス、-2σ を超えた場合ロング(売り)のチャンスといえます。
ボリンジャーバンドはチャートの上側のボタンにカーソルを合わせると「オーバーレイ」画面が表示されるのでボリンジャーバンドをチェックします。パラメータは「既定」のもので問題ありません。
基本戦略は1分足で、-2σや+2σを超えた場合、すぐにエントリーすると大火傷を負う可能性もあるため、反発を確認してエントリーします。再び-2σや+2σ以内に戻ったら、次の足でエントリーを行います。
過去のチャートからみても反発が入った場合、移動平均線あたりまでは反発するケースが多いため、移動平均線にタッチした時に決済してしまう、という戦略です。
FXでも利用される指標と戦略なのですが、仮想通貨でも通用することは過去のチャートの分析から確認できているオススメ指標です。
bitflyer Lightning おすすめ指標:MFI
MFI(Money Flow Index マネー・フロー・インデックス)は、相場の中での資金が買い、売りどちらの方向に流れているのかを価格と出来高から判断するための指標です。
MFIに関して20%以下は売られすぎの買いサイン、80%以上は買われすぎの売りサインとして見ることができます。
MFIは上側のアイコンにカーソルを合わせると「指標」ウインドウが表示されます。その中の「MFI」にチェックすればMFI指標をチャート画面に追加することができます。
MFI20%以下、80%以上のレンジに入るとMFIのチャートが白色になります。ここがMFIでの「売られ過ぎ」「買われ過ぎ」のポイントになります。
ボリンジャーバンドとMFIを組み合わせる
ボリンジャーバンドとMFIを組み合わせるとより「売られ過ぎ」「買われ過ぎ」のサインが厳選されます。
この両方の条件を満たしたポイントをエントリーポイントにしたりすることで確度を上げることができる可能性があります。
自分だけの複数の指標の組み合わせを見つけてみよう
テクニカルの指標は今後の相場の方向性を示している可能性が高いのですが、時にはダマシといって思った方向に相場が進んでいかないケースがあります。このダマシに合う確率を下げるために複数のテクニカル指標を組み合わせて分析をします。テクニカル指標は他にもメジャーなものではMACDやRSIなどがあり、どの指標も仮想通貨でも有用です。いろんなテクニカル指標を組み合わせて自分だけの必勝パターンを見つけ出すのも面白いと思います。
エントリーする前にはロスカットルールも決めておくこと
デイトレや超短期のスキャルピング取引は決められたルールにしたがって淡々と取引できる人が向いています。エントリーする前にはロスカットルールを決めておき、機械的に取引できるようにしておくことが万一の際に傷口を広げにために重要です。例えば、今回のボリンジャーバンド戦略をとったとき、相場が片方向に大きく動く時は-2σや+2σを超えても反発せず、そのまましばらく上昇、下落を続けるケースが存在します。
上の図のケースは+2σを超えてエントリしたものの、反落が中央の移動平均線にタッチせず、再び力強い上昇をつづけてしまった、というケースです。
例えば、+2σを超えてエントリしたものの移動平均線にタッチせず再度+2σをタッチするようなケースになった場合、機械的にロスカットするようなルールにしてしまうことで大火傷のリスクを減らしています。
最後に
いかがでしたでしょうか?相場が大きく動いていない時でも常に小幅に相場は動き続けています。この変動幅を上手く使えば下げ局面やボックス相場でも利益を生み出すことができそうなことがお分りいただけましたでしょうか?
なお、本ページで紹介した投資戦略は勝つことを約束しているものではありません。自己責任にてテクニカル指標の効果を確認いただいた上で参考にしていただければと思います。