Sparkトークン付与のスナップショットが12月12日に実施
2020/12/10
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いよいよ、XRP保持者を対象としたSParkトークンのエアドロップのためのスナップショットが12月12日に迫ってきました。
そこで、Sparkトークンのエアドロップについておさらいしてみようと思います。
目次
SparkトークンとFlareNetworkについて
もともと、リップル社が配布したリップル(XRP)という通貨は銀行に対して国際送金のソリューション提供を目指して開発を行ってきたもので、送金に特化した特徴を持っている暗号資産になっていました。
そのため、イーサリアム(Ethereum)のような汎用性の高いスマートコントラクトの機能を持っていなかったのですが、XRPを開発する米Ripple社の投資部門Xpringが出資を行う有望プロジェクトである、Flare NetworkがXRPの分散型台帳「XRPL(XRPレジャー)」上でスマートコントラクト機能を実装することを目的として開発が進められてきました。
簡単にいうとXRPにイーサのような機能が備わるようなイメージです。
このFlare Networkにはネットワークの円滑な運用のため利用される目的でネイティブトークンのSPARKが存在しており、これがXRPの保有者に配布されるものになったのです。
エアドロップの概要
スナップショットが2020年12月12日 00:00 GMTに行われ、その時にアドレスにXRPを保有しており請求処理を行ったユーザー、あるいは対応する取引所に保管していたユーザーがエアドロップ対象になります。
スナップショットを取得した XRPと同量のエアドロップが基本的に行われますが、一気にもらえるわけではなく、最初に15%に相当するSparkトークンを付与します。その後85%のSparkトークンは24ヶ月〜34ヶ月かけて順次配布していく予定になっています。
エアドロップをもらうためには
エアドロップを受け取るためには「オプトイン」という「意思表明」をする必要があります。
そのためエアドロップをもらうためには条件を以下のいずれかの条件を満たしている必要があります
- スナップショット取得時、オプトインを実施する取引所にXRPがある
- オプトイン申請を自分で行い、スナップショット取得時に対応したウォレットにXRPがある
いずれにせよ「オプトイン」がなければSparkトークンはもらうことができないのですが、オプトイン実施の取引所では、代わりにオプトイン申請をしてくれるため、XRPを置いておくだけでOKということになります。
国内取引所は「条件つき」で実施
肝心の国内取引所ですが、オプトイン実施については前向きではあるのですが、国内独自の事情もあり、「条件つき」で実施ということが表明されています
簡単に言えば、金融庁などに認可されなければダメということになります。
国内主要12社は2022年6月12までの期限付き
Flare Networksとの合意条件
Sparkトークンが2022年6月12日までに日本暗号資産取引業協会(JVCEA)と金融庁に上場承認された場合、当該国内事業者はSparkトークンを請求しXRP保持者に分配する。
※国内事業者の取扱開始のためには、法令や自主規制団体の規則に沿った手続きがございます。
※取扱の開始等の今後の進捗は、決定し次第、各社サイト等にてご案内をさせていただきます。
※個社の取扱審査・システム対応状況等に応じて取扱開始やトークン付与の時期が左右される可能性があります。
※Sparkトークンの発行元であるFlare Networksの方針変更その他の事由により、方針変更となる場合がございます。
なお、ここでいう12社は以下の事業者です。
株式会社bitFlyer
QUOINE株式会社(Liquid by Quoine)
ビットバンク株式会社
SBI VC トレード株式会社
フォビジャパン株式会社
株式会社ビットポイントジャパン
株式会社DMM Bitcoin
株式会社Xtheta
コインチェック株式会社
株式会社ディーカレット
LVC株式会社(BITMAX)
GMOコインだけは期限の記載はなし
この12社に入っていないところで大手のGMOコインも基本的にはオプトインを表明しています。GMOコインの発表内容によると 万が一、でSparkトークンを取扱開始することが不可となった場合はSparkトークンは付与されないという記述がありますが、「2022年6月12日まで」という記述はありません。
※貸暗号資産サービスで貸出中のリップル(XRP)を含み、暗号資産FXおよび取引所(レバレッジ取引)の建玉は含まれません。
2. Sparkトークンは、日本時間2020年12月12日9時時点のリップル(XRP)のスナップショットに基づき、リップル(XRP)の保有数量に応じて付与される予定です。詳細については、Flare Networks社による下記の案内内容をご確認ください。
https://blog.flare.xyz/claiming-spark-faqs/
※これに伴い、リップル(XRP)について、下記サービスの一時停止を予定しています。
– 販売所、取引所(現物取引)における売買
– 預入、送付
3. 当社でのSparkトークン取扱開始のためには、法令や自主規制団体の規則に従って所定の手続きがございます。
4. 当社でSparkトークンを取扱開始する場合、お客さまよりお預かりしているリップル(XRP)に基づきFlare Networks社から当社に付与されたSparkトークンは、その100%を当社からお客さまに付与いたします。なおSparkトークンの付与は、下記Flare Networks社の方針の通り、最低25ヶ月、最大34ヶ月にわたって行われます。
https://blog.flare.xyz/further-information-on-the-spark-token-distribution/
5. 万が一、当社でSparkトークンを取扱開始することが不可となった場合、下記Flare Networks社の方針の通り、Sparkトークンは付与されません。
https://blog.flare.xyz/claiming-spark-faqs/
6. 当社で取得したSparkトークンについては、コールドウォレットもしくはこれに準ずる管理状態におきます。
7. 取扱の開始等、今後のスケジュールについては、決定し次第、当社サイト等にてご案内をさせていただきます。
※上記は、Sparkトークンの発行元であるFlare Networks社の方針変更その他の事由により変更となる場合があります。
海外ではバイナンスがオプトインを表明
海外では、Poloniex、Uphold、NDAX、bitrue、GateHub、 AnchorU$D、btcmarkets、CoinSpotをはじめとした多数の取引所がオプトインを表明しています。
その中でも利用者の多く大手のバイナンスもオプトインを表明しているためバイナンスを利用がおすすめです。
海外では日本の認可は関係ないためオプトイン実施の取引所に置いておけば確実にSparkの付与は行われます。
レジャーウォレットなどで保管し、自分でオプトイン申請すれば確実にもらえる
取引所にオプトイン申請してもらう方法の他に、自分でオプトイン申請を行う、という方法もあります。
この方法は、自分のウォレット(レジャーナノSなど)が対象になるため、金融庁の認可に左右されることはなく、確実にエアドロップを受けることができます。
おそらく、確実にエアドロップを受けたい国内XRP保有者はこの方法を選んでいるケースが一番多いのではないでしょうか?
オプトインの方法
オプトインは実はそれほど難しくはなく、数分もあれば済んでしまいます。
詳しくはレジャーナノSを使ったオプトイン受け取りの動画があるのでそれを見ていただくとして、簡単な流れを記載します
- レジャーナノSのファームウェアを最新にする
- スパークオプトイン申請サイトからメッセージキーを発行する
- XRPツールキットに受け取ったメッセージキーを設定する
▶︎スパークオプトイン申請サイト
Sparkトークンの価値
現状では、Sparkトークンが上場されているものではないため、エアドロップされたSparkトークンにどれくらいの価値がつくかは全くの未知数です。
ただ、XRPひいてはFlare上でのスマートコントラクトのアプリケーションが増えてゆき、利便性をあげることに成功すればそれに比例して価値が上昇することが期待できます。
近年でも指折りで注目度の高いエアドロップでもあるめ、その将来性が期待されます。
エアドロップを受けることにリスクはないため、XRP保有者はぜひエアドロップを受け取りたいものです。