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仮想通貨ビットコインの特徴と仕組み


icon-refresh2017/11/01

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ビットコインとは、インターネット上で取引や通貨発行が行われる「分散型仮想通貨」のことです。
政府や中央銀行などの中央機関を介さず、ネットワーク上で取引が行われるため、取引の仲介手数料が低く抑えられ、迅速に世界中のどこでもだれとでも貨幣取引を行うことができ流のが特徴です。
「通貨」と言われている通り、「円」や「ドル」と同じで、「お金」であることには変わりはありません。しかし、現実にビットコインというコイン(貨幣)は発行されておらずインターネット上だけで存在します。

 

発行主体がいない「非常識な通貨」

ビットコインの最大の特徴は世界初の発行主体がいない分散型通貨である、ということです。
円やドルと同じような通貨なのに、どこの国も、企業も、ビットコインの発行・流通には関与していないのです。この非常識な概念が、ビットコインの最大の特徴です。

 

「発行主体がない通貨」って大丈夫なの?

ビットコインは、中央での管理を行わない代わりに、コンピューターのネットワークを利用して通貨を管理する仕組みとなっています。
ビットコインにおける取引や、新しい通貨の発行などの詳細情報は、そのすべてがコンピューターネットワーク上の複数のコンピューターにデータを分散して記録されます。
ブロックチェーンは、インターネットを通じて複数のコンピューターが同じデータを共有し、お互いのデータが正しいものかを常に監視し合う仕組みなため、仮にどこかのコンピュータでデータの改ざんが行われたとしてもバレてしまう仕組みになっています。この技術を「ブロックチェーン」と言いますが、この画期的な技術のおかげで中央に巨大な管理システムを置かなくてもビットコインの取引を正確に管理できるのです。

データが分散されてて保存されていたら、取引記録に不整合が発生してしまいそうなのですが、ビットコインはこの解決策を生み出したために普及しているのです。

 

新規発行したビットコインを得る「採掘(マイニング)」

ビットコインでの取引が発生すると、世界中に分散保存されている台帳にその取引が記録されているかを確認し、まだ記録されていない場合は台帳に記録することが行われます。
この作業には膨大な計算量が必要となリます。そのため、ビットコインでは、この記録作業に有志のコンピューターリソースを借りています。
この追記作業のために膨大な計算処理をし、結果として追記処理を成功させた人には、その見返りとして新たに発行されたビットコインビットコインが支払われます。つまり、通貨の新規発行がこの瞬間に起こるのです。
この新規発行に至る行為は「採掘(マイニング)」と呼ばれ、唯一、新しいビットコインをゲットする方法になっています。
世の中にはこの「採掘(マイニング)」でビットコインを得るために膨大な計算を行う人たちがいるため、ビットコインの安全性が保たれていると言えるのです。

 

ビットコインの発行は無限にできるの?

ビットコインの発行総量は、2140年までに2,100万 Bitcoin とされていて、それ以降は新規に発行されることがないように事前に決められています。また、採掘(マイニング)によって発行される量も調整されてい流ので一瞬にして発行量が増えてインフレが起こったり、混乱が生じないようになっています。
ビットコインの発行総量があらかじめ決まっていると言う考え方は「通貨」と言うよりも「金」のイメージに近いと思います。

 

ビットコインの半減期とは


 
ビットコインは「採掘(マイニング)」によって新たに発行されたコインを受け取ることができると書きましたが、発行総量が決まっているため「採掘(マイニング)」でどんどんビットコインを発行し続けるとすぐに枯渇してしまうと共に、一気に大量にビットコインが出回ってしまうと価値が下がりインフレを起こしてしまう可能性があります。その対策のためにビットコインには「半減期」と言うものが設定されています。
「半減期」になると「採掘(マイニング)」によって得られるビットコインの報酬が半分になります。このことによって枯渇して価格が急騰するのを防ぐような仕組みが考えられているのです。
「半減期」は4年に1回のペースでやってくることになっており、次の半減期は2020年と言われていますが、ビットコインの取引が急拡大して価格が上昇し続けると半減期の到来がある程度早まるという可能性もあるかもしれません。

 

半減期では相場が乱高下する

ビットコインの半減期は過去2012年と2016年の2回あり、直近の2016年7月の半減期では、半減期の2か月前、2016年5月の半ばくらいから異常なくらいの価格上昇があり、半減期が行われ、ビットコインの価格が下落をすると、数カ月は下落傾向になりました。しかし3か月後である、10月には半減期直前である6月の価格を大きく上回る上昇をみせました。このように相場が乱高下する可能性が高いと言えます。
おそらく2020年の半減期は、2016年以上にビットコインの価格が乱高下することが予測できます。これを利用してデイトレード等をすることで収益をあげることも可能でしょう。
長期保有をするならば半減期が来て大きく下がったとしても、右往左往しないことが重要です。




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