コインチェックNFT が開始!
icon-refresh2021/03/18
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暗号資産(仮想通貨)取引所のCoincheckが2021年3月24日(水)より、「Coincheck NFT(β版)」の提供を開始することが3/18日に発表されました。
\Coincheck NFT、3月24日より開始㊗️/
コインチェックでは、ブロックチェーン上のデジタルアイテムである #NFT を取引するマーケットプレイス「#CoincheckNFT(β版)」を2021年3月24日より提供開始します🤲https://t.co/mhk37P2PLn— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) March 18, 2021
目次
そもそもNFTの何がすごいのか?
NFTとは(Non-fungible token:非代替性トークン)と言われ、複製不可能な独自の識別情報を持つ唯一無二のトークンで、オンライン上の芸術作品や楽曲、ミーム(インターネットで流行した画像や映像)などの原物のデジタル証書の役割を果たします。
NFTを購入すると、音楽であれ画像であれ、デジタル資産の原権利を所有できます。この実用化のわかりやすい事例ではゲームアイテムが挙げられます。
ブロックチェーンゲームと呼ばれるものは、ゲームアイテムをトークンで表現するものが多く、これらのアイテムは取引所で売買できるため、売却することで利益を得ることが可能です。
とうとうゲームで生活が成り立つような時代が目前まできているのかもしれません。
このようなNFTと暗号資産(仮想通貨)を交換するサービスがコインチェックNFTで、サービス開始時点では、2つのゲームタイトルで利用できるNFTを、Coincheckで取扱う13種類の暗号資産と交換することができ流ようになります。
そもそも、NFTはEnjineコインのEnjineとの提携を始めた時からCoincheckは推進していたので、この計画を着実に進めていることになります。
スクエニもNFTに進出
時を同じくして、スクウェア・エニックスが、ブロックチェーンを使って発行されるトークンの一種であるNFTを使ったデジタルシールを販売することが発表されました。
2021年夏に「ミリオンアーサー」シリーズでNFTを用いたデジタルシールが発売されます。NFTデジタルシールでは、購入者情報がブロックチェーン上に記録されるほか、シリアルナンバー、ロットナンバー、デジタルシールとしての使用履歴などのデータもシール自体に紐付けられ、複製できないという仕様になる上に、デザインもシール毎に違いを持たせるとしており、「唯一無二のデジタルシール」として発売されることが予定されており、このシール自体に価値が生まれると想定されます。
NFTに新しい資産としての可能性
まだ、あまり馴染みの少ないNFTという概念なのですが、ビットコインの次にくる新たな「資産」となる可能性も秘めています。
と、いうのも、実際に過去、イーサリアムブロックチェーン上で仮装子猫が相当な高額で取引された実績があるのです。
CryptoKitties(暗号仔猫)は、基本的にはポケモンカードのデジタル版のようなゲームになるのですが、100匹の “Founder Kitties”(始祖仔猫)から15分おきに新しい子猫が生まれてゆき、生まれた猫が売買されることで、価値が生まれてゆくようなゲームになっています。これまでに、およそ130万ドルが取引されており、何匹もの仔猫がおよそ50ETHで取引され、そして「始祖の仔猫」は約246ETHで販売されるに至っています。
お世辞にも可愛いイラストでもないネコなのですが、それでも唯一無二の希少性でとんでもない価値がついたのです。
SKE48のデジタルトレカでもNFTを活用
アイドルグループ「SKE48」の大型配信ライブの撮りおろし画像を収録した「いきなりNFTトレカ」をイーサリアムのERC-721トークンに準拠した形で発売し、限定100パックで販売された「先行Specialパック(会いたかった公演)」は即完売ととなったという事例もすでに存在しています。
芸能アイドル分野でNFTを活用したデジタルトレーディングカード発行は日本企業で初の事例になります。
【アプリ配信開始のおしらせ】
大変お待たせしました!本日「NFTトレカ」アプリの配信が開始されました。詳細はコチラ→https://t.co/qT4Gi4gzMB pic.twitter.com/aBDyJf21Vc— NFTトレカ公式 (@nftex_PR) October 2, 2020
コインチェックNFTとは
2021年3月24日提供開始予定の「Coincheck NFT(β版)」は、従来のNFT取引において課題とされていた、ネットワーク手数料(Gas代)の高騰や複数のサービスを介す取引方法などの課題を解決したオフチェーン(ブロックチェーン上に直接記録されない取引方法)のNFTマーケットプレイスです。Coincheckの口座をお持ちの方はどなたでも、NFTの出品・購入・保管が可能であり、出品・購入にかかるネットワーク手数料(Gas代)は無料です。
NFTが資産となる日が目前まできている
このように、NFTの実用化の事例がすでにいくつか出てきている今、NFTが「資産」として価値を持つものとして、一般的に認知されるのもそんなに遠くない未来な気がします。
思えば、なんだか意味のわからない「デジタルトークン」として出てきたビットコインも気がつけば600万円以上の価値を持つものになってしまいました。
NFTもこの先どうなるかわかりませんが、同じように価値を持つ「投資」対象になる可能性が十分にありえます。
まだ「アーリーアダプター」しか気づいていない今、NFTにツバをつけてみるのも面白いかもしれません。